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愛猫の脱走防止の家作り

愛猫が安心して過ごせる家づくり、素晴らしいですね!猫の脱走は、交通事故や感染症、迷子になるなど、様々な危険が伴います。猫の習性を理解し、適切な対策を講じることで、愛猫が安全に暮らせる環境を整えることができます。
目次
なぜ猫は脱走するのか?
猫が脱走する主な理由は以下の通りです。
- 好奇心: 外の世界への好奇心は非常に強く、鳥や虫、他の猫などに興味をそそられて飛び出してしまうことがあります。特に室内飼いの猫は、外の刺激に敏感です。
- 縄張り意識: 特に去勢していないオス猫は、縄張りをパトロールしたり、広げたりするために外に出たがることがあります。
- 発情期: 去勢・避妊手術をしていない猫は、交尾相手を求めて家から出ようとします。
- ストレスや運動不足: 室内での生活にストレスを感じたり、運動不足が続いたりすると、外に出てストレスを解消しようとすることがあります。引っ越しなどの環境の変化も脱走の引き金になることがあります。
- 偶発的な要因: 来客時にドアが開いた瞬間や、網戸の閉め忘れなど、偶然の隙をついて飛び出してしまうことも少なくありません。
脱走しやすい場所と対策
猫が脱走しやすい場所は、主に玄関、窓、ベランダの3か所です。それぞれの場所で効果的な対策を考えましょう。
玄関
玄関は人の出入りが頻繁なため、最も脱走しやすい場所の一つです。
- 脱走防止柵・ゲートの設置: 玄関とリビングの間や、玄関の土間部分に猫用の脱走防止柵やゲートを設置するのが最も効果的です。
- 高さ: 猫は非常にジャンプ力があるので、最低でも150cm以上、可能であれば天井まで届く高さのものが理想的です。
- 隙間: 猫は柔軟な体なので、3.5cm以下の狭い隙間でもすり抜けられる可能性があります。柵の幅や、柵と床・壁の間の隙間にも注意し、猫が通り抜けられないようにしましょう。縦型の柵がおすすめです。
- 固定: 猫が体をこすりつけたり、よじ登ろうとしたりしても倒れないよう、しっかりと固定できるタイプを選びましょう。突っ張り棒タイプや、ディアウォールなどを使ってDIYすることも可能です。
- 扉: DIYで観音開きの扉を設置したり、ラッチ(かんぬき)などで猫が開けられないようにするのも良いでしょう。
- 「二重扉」の検討: 玄関の内側に、もう一枚扉を設置するリフォームも有効です。これは、来客時や荷物の受け取り時など、玄関を開ける際に猫が飛び出すのを防ぐのに非常に役立ちます。
- 習慣化: 玄関を開ける前に猫が近くにいないか確認する、抱っこしてから開けるなど、家族全員で脱走防止の意識を持つことが大切です。
窓
窓を開けて換気をしたい時や、猫が窓の外を眺めている時に脱走してしまうことがあります。
- 網戸の強化:
- ペット用網戸: 爪で破られにくいステンレス製や、強度の高いペット用網戸に張り替えることを検討しましょう。
- 網戸ストッパー・ロック: 猫が網戸を自力で開けられないように、網戸ロックや窓ストッパーを取り付けましょう。
- 補強: 網戸の枠が外れないように、内側と外側をテープなどで補強するのも有効です。
- 窓ガード・フェンスの設置: 窓に専用の窓ガードを取り付けたり、突っ張りポールとワイヤーネット(メッシュパネル)を組み合わせてフェンスを設置するDIYも効果的です。
- 引き違い窓の注意: 引き違い窓は、向かって右側の窓が手前にくる設計が多く、猫が手をかけやすく脱走リスクが高いため、右側の窓に重点的に対策を施しましょう。
- 窓の可動域制限: 窓の開閉幅を制限できる後付けロックも有効です。
ベランダ
ベランダは洗濯物を干す際などに出入りする機会が多く、脱走や転落のリスクがあります。
- フェンスネットの設置: ベランダの柵の隙間からすり抜けたり、柵を乗り越えたりするのを防ぐために、網目の細かいフェンスネットを設置しましょう。
- ワイヤーネット・すのこ: 隣室との避難壁の下など、猫がすり抜けそうな隙間には、ワイヤーネットやすのこを設置して塞ぐのがおすすめです。ただし、集合住宅の場合は、避難時にすぐに取り外せるようにしておく必要があります。
- 防鳥ネットの活用: 透明色の防鳥ネットを設置することで、外観を損なわずに脱走を防げます。
- 出入り時の確認: ベランダに出る際は、猫が近くにいないか必ず確認し、意識してからドアを開けるように習慣づけましょう。
その他の対策と考慮点
キャットウォーク・キャットステップの設置場所: 家の中にキャットウォークやキャットステップを設置する場合、これらが脱走経路にならないか注意が必要です。窓やベランダに近い場所に設置すると、足場にして外に出てしまう可能性があります。
猫の特性に合わせた対策: 猫のジャンプ力や体の柔軟性、好奇心の強さなどを考慮し、対策を講じることが重要です。猫によって性格や運動能力が異なるため、愛猫の行動パターンを観察して最適な方法を見つけましょう。
DIYのポイント:
- 強度: 猫が壊したり、倒したりしないよう、しっかりと固定し、十分な強度を持たせるようにしましょう。
- 素材: 猫が登りやすい素材(爪がかかりやすい網など)は、天井まで届く高さにしないと意味がなくなってしまうので注意が必要です。
- 隙間: 思わぬ隙間から抜け出さないよう、細部まで確認しましょう。
- 見た目: DIYであれば、お部屋の雰囲気に合わせて色を塗ったり、デザインを工夫したりして、おしゃれに脱走防止対策をすることも可能です。
愛猫が安全で快適に過ごせるよう、これらの情報を参考に、お家にぴったりの脱走防止対策を検討してみてください。もし、具体的なDIYの方法やアイテム選びで迷うことがあれば、お気軽にご質問くださいね。