犬との信頼関係の作り方

 犬との信頼関係は「しつけ」よりも先に、“安心感”を築くことが土台になります。
信頼は一瞬ではできませんが、正しい接し方を続ければ必ず深まります。

目次

犬は本能的に、自分を守ってくれるかどうか を見ています。

✔ 声のトーンを安定させる

  • 低めで落ち着いた声を使う
  • 感情的に怒鳴らない
  • コロコロ態度を変えない

犬は言葉の意味より「声のトーン」を感じ取ります。

✔ 急に触らない

  • 上から覆いかぶさらない
  • 顔をいきなり近づけない
  • まず横向きでゆっくり近づく

特に警戒心が強い犬は“正面からの接近”を威嚇と捉えます。

犬はルールが安定していると安心します

  • (例)
    • ソファは「今日はOK、明日はダメ」はNG
    • コマンドは毎回同じ言葉を使う
      • 「おすわり」なら常に「おすわり」

ルールが毎回変わると、犬は「何をすればいいのかわからない → 不安」になります。

叱るより「できた瞬間を褒める」

✔ タイミングが命

正しい行動から1〜2秒以内に

  • 声で褒める
  • おやつをあげる
  • 撫でる

犬は“直前の行動”と結びつけて学習します。

✔ 失敗は無視が基本

粗相や軽い問題行動は

  • 大騒ぎしない
  • 叱り続けない

強く怒ると「飼い主=怖い存在」になります。

犬は予測できる生活を好みます

  • 散歩時間をなるべく一定にする
  • ご飯の時間を固定する
  • 寝る場所を安定させる

特に散歩は信頼関係を深める最大のチャンスです。

散歩中のポイント

  • 犬のペースも尊重する
  • 引っ張られたら止まる(力で勝とうとしない)
  • アイコンタクトが取れたら褒める

「一緒に歩く時間」は絆を作る時間です。

  • 犬が喜ぶ撫で方
    • 胸元
    • 首の付け根
    • 耳の後ろ
  • 避けた方がいい場所(慣れていない場合)
    • 頭の上からバシバシ触る
    • 足先
    • 尻尾
  • 犬がリラックスしているサイン
    • 目が細くなる
    • 体の力が抜ける
    • あくびをする

信頼関係は「理解すること」から生まれます

ストレスサイン

  • 目をそらす
  • 鼻をペロッと舐める
  • あくび(緊張から)
  • 体をブルッと震わせる

これを無視すると信頼は崩れます。

怖いものを無理に克服させるのは逆効果

  • (例)
    • 無理にドッグランへ連れていく
    • 嫌がる人に抱っこさせる
    • 怖がる音に近づける

段階的に慣らすことが重要です。

  • 犬は
    • 争いを止めてくれる
    • 怖いものから離してくれる
    • 無理をさせない

そう感じたとき、強い信頼を寄せます。

吠える・噛む・粗相する

  • それは
    • 不安
    • 退屈
    • 運動不足
    • 痛み

などのサインかもしれません。叱る前に「原因」を探すことが大切です。

  • 自分から近くに来る
  • 寝ているときにお腹を見せる
  • 目を見て穏やかに見つめる
  • 呼ぶとすぐ反応する

信頼は「服従」ではなく「安心」です。

🐶 子犬

  • 社会化期(生後3〜12週)が重要
  • 優しい経験をたくさんさせる

🐕 成犬

  • 一貫性と穏やかな接し方
  • 焦らない

🐕‍🦺 保護犬・警戒心が強い犬

  • 触るより「同じ空間にいる時間」を増やす
  • 目を合わせすぎない
  • おやつを使って距離を縮める
  • 体罰
  • 感情的に怒鳴る
  • 長時間の無視
  • 不安をあおるしつけ

恐怖で従わせると、表面上は言うことを聞いても、信頼は築けません。

犬との信頼関係は、「この人といると安心する」この感覚の積み重ねです。

1日5分でもいいので“質の良い時間”を毎日作ることが一番の近道です。

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