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[猫繁殖]飼い猫の子どもが欲しい?[飼い主の気持ち]
「飼い猫の子どもが欲しい」と思う気持ちは自然なことです。長く一緒に過ごすうちに、可愛らしい仕草や性格を持つ猫の血を残したい、子猫を育ててみたい、という気持ちが芽生える飼い主さんも多いです。ただし、猫に子どもを産ませるかどうかは、感情だけではなく現実的な面をよく考える必要があります。
猫の本能と発情
猫は本能的に子孫を残そうとします。発情期には鳴き声が大きくなったり、落ち着きがなくなったりといった行動が見られるため、「子どもが欲しいのかな?」と感じる飼い主もいます。しかし実際には、猫が「子どもが欲しい」と考えているわけではなく、あくまで繁殖の本能が働いているだけです。
出産・育児の負担
出産は命がけです。体が小さな猫や高齢猫の場合、出産時に母猫や子猫の命に関わるリスクがあります。さらに、母猫は生まれた子猫を授乳・排泄の世話・保温などで数か月間お世話しなければなりません。その間は母猫自身の体力も消耗しやすく、十分な栄養とケアが必要になります。
子猫の行き先
もし生まれた子猫をすべて自分で飼えない場合、必ず責任を持って里親を探さなければなりません。可愛い盛りはすぐに過ぎますし、安易に友人や知人に譲ると後々飼育放棄やトラブルになることもあります。日本では毎年多くの猫が保護されており、新しい飼い主を探すのは簡単ではありません。
避妊・去勢との選択
現在、動物愛護の観点からは「避妊・去勢をして、望まれない命を増やさないこと」が推奨されています。避妊・去勢には発情のストレスを軽減する、病気(子宮蓄膿症や精巣腫瘍など)を予防する、といった健康面でのメリットもあります。
本当に子猫を迎えたい場合
「自分の猫の子どもが欲しい」というより「もう1匹子猫を迎えたい」と考えている場合は、繁殖ではなく保護猫の里親になるという選択肢もあります。保護団体や動物愛護センターには、飼い主を必要としている子猫や成猫がたくさんいます。
つまり、猫自身が「子どもを欲しい」と思っているわけではなく、飼い主の気持ちや願望であることが多いです。その気持ちを大切にしつつも、出産や育児のリスク、命の責任を冷静に考えてから決めることがとても重要です。

