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猫の脱走の季節「秋」
秋は猫の脱走が増える時期のひとつといわれています。理由はいくつかあり、猫の本能や季節特有の環境が関係しています。
発情期との関係
秋は春と並んで猫の発情期が多く見られる季節です。特に避妊・去勢をしていない猫は、外から聞こえる異性の鳴き声やフェロモンに刺激され、普段はおとなしい子でも「外に出たい!!にゃー」という強い欲求が高まります。その結果、ドアや窓のちょっとした隙間から脱走してしまうことがよくあります。
気候の影響
夏の暑さが和らぎ、外が過ごしやすい気候になると、猫の活動量が増します。室内で過ごしていた猫も「外に出たい!!にゃー」という探検欲求が強まるため、好奇心から脱走を試みやすくなります。また秋は虫や小動物が活発に動く季節でもあり、猫が本能的に追いかけて飛び出すケースも少なくありません。
家庭環境の変化
秋は衣替えや大掃除、窓を開けて換気をする機会が増える季節です。玄関や窓を開ける時間が長くなることで、猫が外に出るチャンスも増えます。特に来客や宅配の出入りが多いと、不意に飛び出すことがあります
脱走防止の工夫
窓やドアに柵やストッパーを設置
網戸だけでは簡単に突破されるので、二重ロックや猫用フェンスを使うと安心です。
玄関前の二重扉(脱走防止柵)
小さなスペースでも仕切りを作ることで飛び出しを防げます。
去勢・避妊手術
本能的な脱走欲求を大幅に抑えられるため、最も効果的な対策のひとつです。
十分な遊びと刺激
室内で狩猟本能を満たせる遊びを取り入れると、外への興味を減らせます。
脱走してしまったときの対応
猫はパニックになりやすく、遠くへは行かず近場に隠れていることが多いです。落ち着いて探し、匂いのついた毛布やフードを玄関先に置くと帰ってきやすくなります。また、首輪やマイクロチップによる身元の特定も必須です。
秋は猫にとって「外の世界が魅力的に感じられる季節」ですが、飼い主のちょっとした工夫で脱走リスクを大幅に減らせます。安全な室内生活を守りつつ、猫の好奇心を満たしてあげることが大切です。