犬の定期健診でチェックされる項目(10項目)

 犬の定期健診では、見た目だけでは分からない体の異常を見つけるために、さまざまな項目がチェックされます。健康状態を総合的に確認することで、病気の早期発見や予防につながります。ここでは、動物病院の定期健診でよく行われる主なチェック項目10項目を詳しく解説します。

目次

まず基本となるのが体重測定です。体重の変化は健康状態を知る重要な指標になります。

  • (例)
    • 急激な体重減少 → 糖尿病、甲状腺機能亢進症などの可能性
    • 体重増加 → 肥満による関節・心臓への負担

また、ボディコンディションスコア(BCS)という体型評価も行い、理想体重とのバランスを確認します。

犬の平熱は一般的に約37.5~39℃とされています。

体温測定によって

  • 発熱
  • 炎症
  • 感染症

などの異常が分かることがあります。体温は体調の変化を示す基本的なバロメーターです。

聴診器を使って

  • 心臓の音
  • 呼吸の音

をチェックします。

これにより

  • 心臓病
  • 僧帽弁閉鎖不全症
  • 呼吸器疾患

などの早期発見につながります。心雑音がある場合は、心臓の病気の疑いがあるため追加検査を行うこともあります。

犬の目の健康状態を確認します。

チェックするポイント

  • 目の濁り
  • 充血
  • 目やに
  • 視力の変化

特に高齢犬では

  • 白内障
  • 緑内障

などが増えるため、定期的な確認が大切です。

耳の中を専用の器具(耳鏡)で観察します。

チェック内容

  • 耳垢の量
  • 炎症
  • におい
  • ダニの有無

耳の病気として多いのが

  • 外耳炎

特に垂れ耳の犬種は発症しやすいため注意が必要です。

口の中を確認し

  • 歯石
  • 歯肉炎
  • 口臭
  • 歯のぐらつき

などをチェックします。

犬の多くがかかるのが

  • 歯周病

歯周病は放置すると

  • 心臓
  • 腎臓

などの病気につながることもあるため、定期的な確認が重要です。

犬の皮膚や毛の状態をチェックします。

確認するポイント

  • 脱毛
  • フケ
  • 赤み
  • しこり
  • かゆみ

皮膚の病気には

  • アトピー性皮膚炎
  • 皮膚真菌症

などがあります。また、ノミやダニなどの寄生虫も確認します。

獣医師が手でお腹を触り、

  • 臓器の大きさ
  • しこり
  • 痛み

などを確認します。

これにより

  • 肝臓病
  • 腎臓病
  • 腫瘍

などの異常に気づくことがあります。

血液検査では、体の内部の状態を詳しく調べることができます。

主なチェック内容

  • 肝臓の数値
  • 腎臓の数値
  • 血糖値
  • 貧血
  • 炎症

発見できる病気の例

  • 腎不全
  • 糖尿病
  • 肝炎

症状が出る前に異常が分かることも多い重要な検査です。

排泄物から健康状態を確認します。

尿検査

チェック内容

  • 尿の濃さ
  • タンパク
  • 結晶

発見できる病気

  • 膀胱炎
  • 尿路結石

便検査

チェック内容

  • 寄生虫
  • 消化状態
  • 出血

寄生虫として代表的なのが

  • 回虫
  • 条虫

です。

犬の定期健診では、主に次の10項目がチェックされます。

  1. 体重・体格
  2. 体温
  3. 心臓・呼吸(聴診)
  4. 目の検査
  5. 耳の検査
  6. 歯・口腔内
  7. 皮膚・被毛
  8. 腹部触診
  9. 血液検査
  10. 尿検査・便検査

これらを定期的に確認することで、病気の早期発見・早期治療につながり、犬の寿命や生活の質を大きく守ることができます。

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